ふくしま医療DXコンソーシアム
準備委員会
医療DXを推進するための
"ラストワンマイル"
コンソーシアム
Fukushima Medical DX Consortium preparatory committee
福島県の医療機関のデジタル化を支援し、持続可能なクリニック経営を実現します。
医療従事者の業務革新と患者の利便性向上を目指す共同事業体です。
医療業界のDX実施率は全業界最低
なぜ医療業界のDXは進まないのか?
医療業界が直面している深刻なデジタル化の遅れには、構造的な課題があります
人材不足
ITスキルを持つ人材が不足し、院内にDX推進の専門家がいないのが現状です。
始め方が分からない
何から着手すべきか、また誰に相談すれば良いか分からず、最初の一歩が踏み出せずにいます。
予算確保の困難
導入コストや運用費用の算出が難しく、具体的な投資対効果が見えにくいため、意思決定が滞っています。
セキュリティへの不安
大切な患者情報を扱うため、個人情報漏洩などセキュリティリスクへの懸念が導入の障壁となっています。
電子カルテ標準化の遅れ
メーカーごとに仕様が異なりシステム間の連携が難しいため、データ活用の妨げになっています。
経営者の高齢化
診療所医師の半数以上が70歳以上という現状があり、新たなIT技術導入へのハードルが高くなっています。
ふくしま医療DXコンソーシアム準備委員会
設立目的
医療DXを推進し、患者に寄り添う利便性の向上と医療従事者の業務革新を実現する
ふくしま医療DXコンソーシアム準備委員会の使命
医療DXを推進し、患者に寄り添う利便性の向上と、医療従事者の業務革新を実現することで、 持続可能なクリニック経営を支援するビジネスモデルの構築を目指します。
政府方針に沿ったインフラ整備と、実際にそのインフラを活用する現場(クリニック)との 「ラストワンマイル」を繋ぎ、民間クリニックの経営基盤強化の受け皿となることが設立目的です。
ふくしま医療DXコンソーシアム(FM-DX)の役割と体系
これまでの個別対応から、オールインワン・ワンストップサービスへ

福島県の医療現状
全国平均を下回る健康指標と医療機関数の不足が深刻な課題となっています
深刻な健康指標
医療機関数の不足
緊急事態:医療機関の休廃業急増
2024年度の休廃業は722件で過去最多を記録。2025年度は1000件オーバーとの予測もあり、 頼れる受け皿として医療DX支援体制の構築が急務となっています。
ラストワンマイル問題の解決
政府・自治体の方針と医療機関の現場をつなぐ、専門的なサポート体制を構築します
受け皿
DX導入窓口を設置し、自治体・医師会・クリニックからの相談に個別対応
- • ワンストップ相談窓口
- • 専門家による伴走支援
- • 導入プロセスの調整
相談役
医療機関とDXツール提供企業をつなぎ、導入プロセスを調整・サポート
- • 最適なソリューション選定
- • 導入スケジュール策定
- • ベンダー間調整
実行役
デジタル化・IT化支援から建築・工事・保守まで総合的に実施
- • システム導入・運用
- • 設備工事・保守
- • スタッフ向け研修
具体的な支援内容
医療機関のニーズに応じた包括的なDX支援サービスを提供します
1. 電子カルテ、医療機器の導入と連携
- • 導入事例の紹介、最適システム選定と導入
- • AIレセプト、WEB予約、会計システムの選定と導入
- • 既存システムとの連携サポート、運用トレーニング
- • データ移行支援
2. オンライン診療・問診システム導入サポート
- • システム選定と操作研修
- • 患者向け説明資料作成
- • オンライン診療運用モデル確立
- • 技術サポート体制構築
3. クリニックのブランディング
- • 他院との差別化戦略とロゴ、キャラクター、看板制作
- • SNS運用代行、コンサルティング
- • 集患対策の企画、実行
- • 建築設計(内外装)、リフォーム
4. 補助金・助成金活用支援
- • 最新の補助金情報提供
- • 申請書類作成支援
- • 活用事例の紹介
- • 財務負担軽減策の提案
5. 医療DXセミナー・研修の実施(人材育成)
- • 医師・スタッフ向け月次研修会開催
- • 他院の成功事例共有
- • 最新技術トレンドの紹介
- • 実践的なワークショップ実施
クリニックが得られる5つの効果
医療DX導入により、クリニック経営と患者サービスが劇的に改善されます
① 業務効率化
診療時間の短縮と書類作業の大幅削減により、より多くの患者様に質の高い医療を提供できます。
② 患者の医療アクセス向上
待ち時間短縮とオンライン診療の普及により、患者様の利便性が飛躍的に向上します。
③ スタッフの業務負担軽減
働き方改革と健康経営の実現により、スタッフの満足度向上と離職率低下を実現します。
④ 地域医療の質向上
医療機関間の連携強化により、持続可能な地域医療体制を確立します。
⑤ 経営の安定
補助金活用と運営コスト削減により、持続可能で安定したクリニック経営を支援します。
導入成功事例
福島県郡山市での実際の導入事例をご紹介します
郡山市 内科・糖尿病科・消化器内科
導入のポイント
- チャレンジ精神を持った積極的な取り組み
- 医療DXの包括的な導入
- 優秀な人材採用の戦略的実施
- 県の医業承継制度(最大4000万の1/2)活用
導入成果
- 待ち時間ゼロの実現(診察・会計・検査結果)
- レセプト作成・チェック工数の大幅削減
- スタッフの働き方改革と健康経営の実現
- 低コスト開業と効率的な人材確保
導入システム:共通プラットフォーム(クラウドサービス)
予約、電子カルテ、医療機器、会計システムのシームレスな連携により、患者サービス向上とスタッフ業務効率化を同時に実現
参加企業の5つのメリット
福島県の診療所1,065施設に総合力でアプローチする絶好のビジネスチャンス
① 新事業チャレンジ
信頼ある医療市場でのビジネスチャンス獲得
- • 新規顧客層へのアプローチ
- • 医療分野への事業拡大
- • 安定収益モデルの構築
② 企業間連携
参加企業同士の協業による相乗効果
- • 新たなビジネスパートナー獲得
- • 共同営業・共同開発
- • ノウハウ・リソース共有
③ ブランド価値向上
地域医療貢献による企業イメージ向上
- • CSR活動としての社会貢献
- • 地域密着企業としての認知
- • 採用競争力の向上
④ 事例・実績構築
医療DX導入実績による競争優位性
- • 具体的な成功事例の蓄積
- • 他地域への展開可能性
- • 営業ツールとしての活用
⑤ 人材育成・採用
新分野への挑戦で社員の成長機会創出
- • 社員のスキルアップ
- • やりがいのある仕事創出
- • 魅力的な採用PR材料
体制と運営
専門家チームによる包括的なサポート体制
事務局
全体調整・企画運営・窓口対応
- • コンソーシアム全体の運営管理
- • 医療機関からの問い合わせ対応
- • 参加企業間の調整
- • イベント・セミナー企画
アドバイザー
医療専門家による助言・監修
- • 医療現場の課題把握
- • DX導入に関する専門的助言
- • 医療機関への提案内容監修
- • 成功事例の分析・共有
参加企業カテゴリー
IT・システム企業
電子カルテ、予約システム、オンライン診療システム等の提供
医療機器企業
検査機器、画像診断装置、IoT医療機器等の提供
建築・設計企業
クリニック設計、改装、DX対応施設整備
コンサルティング企業
経営支援、補助金申請、ブランディング支援
参加の流れ
簡単なステップでコンソーシアムに参加できます
お問い合わせ
まずは事務局にお気軽にお問い合わせください。貴社の事業内容や参加目的をお聞かせください。
説明会参加
コンソーシアムの活動内容、参加メリット、具体的な支援内容について詳しくご説明いたします。
参加申込
参加申込書をご提出いただき、必要事項をご記入ください。審査後、参加承認のご連絡をいたします。
活動開始
定例会への参加、医療機関へのアプローチ、他企業との協業など、具体的な活動を開始します。